有松鳴海絞りの伝統柄 〜手筋絞り
手筋絞りは、有松鳴海絞の代表的な技法のひとつ。蜘蛛絞り、三浦絞りに次いで古くから伝わる絞り方だと言われています。先に紹介した久福筋のオリジナルバージョンですね。

昔は藁の紐、今はビニールの太い紐を芯にして、反物を端から縦方向に折り畳んでゆき、木綿の糸でぐるぐるまきつけて固定します。絞り終わった状態はまるで太いロープのよう。これを染めると、少しよろけた縦筋の模様ができあがります。
なんとも粋で、きりりとした印象。男性が夏の浴衣にするのにぴったりです。

この手筋絞り。10数メートルの反物をだいたい15センチくらいづつ、端から順々に絞り進めていくわけです。
一番右の写真は絞り終わった10数メートルの端っこ。
右は端の生地が斜めになっています。これはまだ修行中の方が絞ったもの。
左は端がびしっと揃っていますよね。これが熟練の方が絞ったものです。
手の力の掛け具合で、どうしても均一にはいかないのですが、熟練の人が絞ると、こんなふうに最初から最後まできっちり均一になるのだそうです。いやいや、すごい!

手筋絞り
2006.12.11|12:50有松鳴海絞りのことcomments(0)trackbacks(0)
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