2007年、有松絞りまつり!
有松のお祭りの日はいつも晴れて暑くなる、ゆかた解禁――名古屋に住む友人からそう聞いていたとおり、6月2日、有松絞りまつり初日の朝は快晴でした。そしてもっともっと暑くなりそうな気配です。
有松は名古屋から電車で20分足らず。普段は素通りする急行が停車するとのアナウンスも流れ、お祭りムードは名古屋駅からはじまっています。降り立った有松駅はまだ10時にもなっていないのに、すでに人でいっぱい。毎年10万人が訪れる、というのにも納得です。
街道沿いはさらに賑やかで、絞り商品満載のワゴンはびっしり並んでいるし、からくり人形を載せた山車からは陽気な祭囃子が聞こえてきます。道の真ん中には新しいデザインや復刻デザインの絞りの浴衣が飾られ、太陽の下で風になびき、気持ちがよさそう。もちろん、SOU・SOU×有松鳴海絞の浴衣や洋服もたくさん!でした。
着物好きの友人たちとまず最初に向かった先は“伝説の手蜘蛛絞り手ぬぐい”コーナー。村瀬裕さんの手ほどきを受けて、手ぬぐいに3つ「蜘蛛」を絞りました。インディゴで染めて、水洗い。そしてすぐにほどきます。ドキドキ…。できばえは…上々かな?
手ぬぐいを乾かしながら、街を歩き、ワゴンをしばし物色。子どもたちの行進を何度か目にしました。とってもポップでユニークなこのTシャツは、きっと子どもたちがそれぞれ、おもいおもいに絞ったもの。これは大人には作れない絞りなのかも知れません。
普段は公開していない竹田嘉兵衛商店の広〜いお屋敷も、このときばかりは全開放。浴衣や雑貨のみならず、高級呉服も並び、眼にも華やかです。そしてここ竹田嘉兵衛商店の敷地にある蔵がまるまるSOU・SOUブースとなっていました。蔵のなかは現代風に改装されており、ここは時には音楽家を呼んでコンサートを開く場所なのだとか。元気いっぱいでカラフルなSOU・SOU×有松鳴海絞は、伝統的で現代的なこのスペースと、申し合わせたようにぴったりマッチしていました。
おなじみの張正さん(こちらは街道からすこし離れていますが、有松駅のすぐそばです。着物好きにはぜひ訪ねるべきお店!)では、染め上がったばかりの反物を見せてもらって、いつもよりちょっと割引のお値段(笑)に喜び、さてどれにしようかしらと悩む、なによりうきうきする時間です。
SOU・SOU×有松鳴海絞で素敵な手ぬぐいを作っている山口善照さんの工房へも寄せてもらい、有松鳴海を後にしたのは、もう夕方のことでした。
有松絞りまつりの二日間は、何よりも「作る人」と「着る人」「使う人」が直接会うことのできる貴重な機会。この地・有松が開村して今年で399年、なんと来年で開村400年を迎えるそうです。節目の年、来年はどんな有松絞りまつりを見せてくれるのでしょうか。
有松は名古屋から電車で20分足らず。普段は素通りする急行が停車するとのアナウンスも流れ、お祭りムードは名古屋駅からはじまっています。降り立った有松駅はまだ10時にもなっていないのに、すでに人でいっぱい。毎年10万人が訪れる、というのにも納得です。
街道沿いはさらに賑やかで、絞り商品満載のワゴンはびっしり並んでいるし、からくり人形を載せた山車からは陽気な祭囃子が聞こえてきます。道の真ん中には新しいデザインや復刻デザインの絞りの浴衣が飾られ、太陽の下で風になびき、気持ちがよさそう。もちろん、SOU・SOU×有松鳴海絞の浴衣や洋服もたくさん!でした。
着物好きの友人たちとまず最初に向かった先は“伝説の手蜘蛛絞り手ぬぐい”コーナー。村瀬裕さんの手ほどきを受けて、手ぬぐいに3つ「蜘蛛」を絞りました。インディゴで染めて、水洗い。そしてすぐにほどきます。ドキドキ…。できばえは…上々かな?
手ぬぐいを乾かしながら、街を歩き、ワゴンをしばし物色。子どもたちの行進を何度か目にしました。とってもポップでユニークなこのTシャツは、きっと子どもたちがそれぞれ、おもいおもいに絞ったもの。これは大人には作れない絞りなのかも知れません。
普段は公開していない竹田嘉兵衛商店の広〜いお屋敷も、このときばかりは全開放。浴衣や雑貨のみならず、高級呉服も並び、眼にも華やかです。そしてここ竹田嘉兵衛商店の敷地にある蔵がまるまるSOU・SOUブースとなっていました。蔵のなかは現代風に改装されており、ここは時には音楽家を呼んでコンサートを開く場所なのだとか。元気いっぱいでカラフルなSOU・SOU×有松鳴海絞は、伝統的で現代的なこのスペースと、申し合わせたようにぴったりマッチしていました。
おなじみの張正さん(こちらは街道からすこし離れていますが、有松駅のすぐそばです。着物好きにはぜひ訪ねるべきお店!)では、染め上がったばかりの反物を見せてもらって、いつもよりちょっと割引のお値段(笑)に喜び、さてどれにしようかしらと悩む、なによりうきうきする時間です。
SOU・SOU×有松鳴海絞で素敵な手ぬぐいを作っている山口善照さんの工房へも寄せてもらい、有松鳴海を後にしたのは、もう夕方のことでした。
有松絞りまつりの二日間は、何よりも「作る人」と「着る人」「使う人」が直接会うことのできる貴重な機会。この地・有松が開村して今年で399年、なんと来年で開村400年を迎えるそうです。節目の年、来年はどんな有松絞りまつりを見せてくれるのでしょうか。
佐藤文絵